有馬記念に全てを賭ける②
ウマ娘 プリティーダービー チャンピオンズミーティング レオ杯
レオ杯のその後とウマ娘との出会い
予選落ちを突きつけられたその日、デイリーのミッションはしなかった。正確に言えば、あえて育成を行わなかった。
確信犯でノルマに手をつけなかったのはそれが初めてだった。
気持ちがよかった。その開放感たるや!
何をしてもいい時間。スマホを投げたくなるのを辛うじて抑えなくてもよいという自由。推しの子を上手に育てきれなかったときのいっぱいの申し訳なさももう感じる必要がない。
(知らず知らずのうちに重荷になっていたんだな)
何もかも気持ちがいい。
もう無理をしなくともよいか。潮時だよな。
少し離れてみるのもいいと思うようになっていた。
レオ杯予選落ちから丸一日
手持ち無沙汰
一日中見ているようなゲームでもないのに、そう感じるのは、心に穴が空いたことが原因なのか。
もうどうでもいいはずなのに。
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(暇をつぶしてくれるゲームなら、この世には腐る程あるんだよ)
そう思いつつ、昔ほどスマホゲーム(作業)に対して、高揚しなくなっていたのも事実だった。
そんな2021年3月
(つまんなかったら、すぐアンインストールしちゃえばいいんだしね)
(レース場、しっかり作り込まれてるな〜 最近のゲームは背景までこんなにきれいなんだな〜)
(あー マックイーンはこの髪の色で芦毛を表現しているのか〜)
(そうそう ライスシャワーって黒鹿毛の小さい馬体だったよな〜 こんなにかわいくなっちゃうのかw)
特にキャラのデザインには作り手の愛を感じた。
(楽しいな)
その後「ついてく、ついてく」のストーリーでどっぷりハマり、それまでお世話になっていた動画配信サービスをやめて「◯—NE◯T」に乗り換えてまで、ウマ娘アニメ1・2期を貪るように見る始末。
(いい年したおっさんが女の子のアニメ見て夜中一人で泣いてる姿は誰にも見せらんないな)
あっという間にわしづかみにされていた。
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それがもう半年弱前のことになるのか。
でももうあの重たい作業(育成)はできんよな。
この自由も捨てがたいし、やっぱり戻ろうとは思わないな。
なおこの手持ち豚 もとい ぶさたはどうにか
(暇ならなんか動画でも見てみっか)
ウマ娘へのあきらめと暇つぶしの
アニメウマ娘各種まとめ動画 無微課金でも勝てる◯◯杯 浮気しても許してくれそうなウマ娘動画
いろいろ見た。ウマ娘関連のを。「他のを見ればいいものを」ごもっとも。
(しばらくはウマ娘に未練たらたらでも、そのうちいろいろ見るようになるでしょ)
ウマ娘関連動画も大方見尽くして、原作のアニメに戻って見ている中で、
心に刺さるセリフがあった。
トウカイテイオーの引退ミニライブ
画面の中で吼えるツインターボ
トウカイテイオーがまた走る気になった直後にマックイーンが放ったセリフ。
「奇跡は起きます それを望み奮起する者の元に 必ずきっと」
初めて見た時も、
(いいこと言うなあ)
と自分の中の名場面にはなっていた。
今回改めて、
(まるで自分に言っているみたいだ。僕はまた君達に教えられるんだね)
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